お酒は太る?カロリーを徹底比較。





お酒って、ワインやビール、ハイボールやチューハイや日本酒などいろいろな種類があると思うのですが、一般的な記事だと「100mlあたり何kcal」とか書いてるのが多いかと思います。でもその値ってあんまり実用的じゃなくて、実際に飲む量はお酒の種類によっても違うと思うし、酔っぱらうことを考えるとアルコール濃度あたりのカロリーも気になるので、そのあたりを計算してみました。

※今回の計算は、一般的な商品で算出したものなので、商品によってはこの結果と異なる場合があるかもしれません。特に、ビールなのにすごい甘いやつとか、ワインなのに度数がすごく高いやつとか、お酒はアルコール濃度や成分にかなりのバラエティーがあるので、もし気に入っているお酒がある場合には、ご自身で調べてみることをお勧めします。

まずは、100mlあたりのカロリーを集めてみた。

お酒100mlあたりのカロリー

種類アルコール度数カロリー
ビール5%40kcal
発泡酒(健康志向)4%20kcal
発泡酒(味優先)5%45kcal
梅酒13%156kcal
日本酒15%103kcal
ワイン12%73kcal
ウイスキー・ブランデー40%237kcal
焼酎25%146kcal
ウォッカ40%228kcal
ジン40%267kcal

うーーーーん、どうなんでしょう?全体として濃いお酒=ハイカロリー、という感じです。なんかビールがやたら低カロリーに見える(笑)しかし…実は、この値は実際に飲む量を考えるとだいぶ変わってきます。(後述。)

市販のチューハイやハイボールはこんな感じ。味を良くするために糖質(っていうか砂糖)が結構入っているので、家庭で作るよりもかなりハイカロリーになってるように思います。

種類アルコール度数カロリー
チューハイ(普通)5%45kcal
チューハイ(濃いめ)9%54kcal
ハイボール(普通)5%45kcal
ハイボール(濃いめ)9%50kcal

で、ここで問題があります。上記2つの表では、あくまで「100mlあたりのカロリー」であって、「実際に飲む量のカロリー」ではないので、実際に摂取するカロリー数とかなり乖離がある様に思います。そこで、次の章では、実際に飲む量を考慮に入れてカロリーを調べてみました。

1杯当たりに換算したお酒のカロリー

というわけで、各お酒について、1杯当たりのカロリーを計算していこうと思います。

計算には個人的に感じる居酒屋の感覚で計算しています。最近の居酒屋のジョッキは、不景気?を反映して350mlが多いので350mlで計算しました。梅酒はソーダ割で5倍に薄めた場合。ワインは、上品なお店だとグラス1杯90mlもあればいいほうなので、この量で計算しました。ウイスキーやブランデーは、ロック・水割り・ソーダ割で飲む場合に1ショットを薄めるという計算で行ってます。焼酎・ウォッカ・ジンは5倍に薄めるという計算でやってます。ただ、よくある居酒屋とかだと氷も入るし1ショットしか使わない場合だと10倍くらいに薄める計算になります。なので、焼酎・ウォッカ・ジンについては、お店によってはカロリーがこのグラフの半分くらいになる可能性があります。

お酒1杯当たりのカロリー

種類1杯の量カロリー
ビール(ジョッキ)350ml140.0kcal
発泡酒(健康志向・1缶)350ml70.0kcal
発泡酒(味優先・1缶)350ml157.5kcal
梅酒(ソーダ割り・ジョッキ)350ml109.2kcal
日本酒(1合)180ml185.4kcal
ワイン(グラス1杯)90ml65.7kcal
ウイスキー・ブランデー(1ショット)30ml71.1kcal
焼酎(水割り)350ml102.2kcal
ウォッカ(ソーダ割り)350ml159.6kcal
ジン(ソーダ割り)350ml186.9kcal

市販のチューハイやハイボールも比較してみた。

種類1杯の量カロリー
チューハイ(普通・1缶)350ml157.5kcal
チューハイ(濃いめ・1缶)350ml189.0kcal
ハイボール(普通・1缶)350ml157.5kcal
ハイボール(濃いめ・1缶)350ml175.0kcal

うーーーーん、やっぱ砂糖が入っているぶん、高カロリーになるのかなあ…

こう見ると、健康志向の発泡酒・ワイン・ウイスキー(≒家庭やお店のハイボール)がカロリーが低そうです!あと、当然ですが焼酎・ウォッカ・ジンは水割りなどを薄く作れば飲む量の割にカロリーが低くなります。

しかしまだ話はこれで終わりません(笑)

より低カロリーで酔っぱらえるのは?!

本当にお酒が好きな人なら分かるはずです…「お酒100mlあたりのカロリー」や「お酒1杯あたりのカロリー」には意味がないことを!(笑)

なんていうか、お酒が好きな人ならこう思うかもしれません…「同じくらい酔っぱらうならカロリー低いほうが良くね?」っていう(笑)

そこで、アルコール度数あたりのカロリーを比較してみました!!!

アルコール1%あたりのカロリー

種類アルコール1%あたりのカロリー
ビール8.00kcal
発泡酒(健康志向)5.00kcal
発泡酒(味優先)9.00kcal
梅酒12.00kcal
日本酒6.87kcal
ワイン6.08kcal
ウイスキー・ブランデー5.93kcal
焼酎5.84kcal
ウォッカ5.70kcal
ジン6.68kcal

市販のチューハイやハイボールはこうなりました。

種類アルコール1%あたりのカロリー
チューハイ(普通)9.00kcal
チューハイ(濃いめ)6.00kcal
ハイボール(普通)9.00kcal
ハイボール(濃いめ)5.56kcal

そう…本当に欲しかったのはこの値!(笑)

結論(効率的に酔っぱらうためには?)

結論としては以下のようになるかなと思います。

  • 梅酒など、思いっきり甘いお酒は(砂糖が入っているせいだと思うんですが)とりあえずアルコール度数の割に高カロリー。あんまりお得じゃない。
  • ビールや味を優先して作られている発泡酒など、糖質を多く含むものも高カロリーになりがち。
  • 日本酒は、ビールほどではないけど、糖質を多く含むためか少し高カロリー。
  • 市販のチューハイ・ハイボールについては、アルコール度数が高いもののほうが、カロリーをあまり取らずに酔っぱらうことができる(笑)普通の濃さのはめっちゃ高カロリーなので気を付けたほうが良いかも。
  • ワイン・ウォッカ・ブランデー・焼酎など、糖質が少なくてアルコール度数が高いものは、お水や炭酸などゼロカロリーの液体で割ってもお得。
  • 健康志向の発泡酒は、やはりすごく効率が良かった。

健康志向の発泡酒だと、「なんとかゼロ」みたいなやつですね。糖質ゼロをはじめ、プリン体ゼロをアピールしている商品もあります。

感想

今回の記事では、「摂取カロリーを少なくしつつ酔っぱらうには?」というのを計算してみました。結論としては健康志向の発泡酒・ワイン・ハイボール濃いめ・焼酎水割りみたいな飲み方が効率良いかな?って思いました。

じゃあこれがファイナルアンサーか?というとそうではなくて、効率を求めるのであれば「購入価格」も大事になってくると思います。

購入価格も考慮に入れた場合だと、ワインが結構割高になるかなという感じです。ハイボールの場合は、4Lとかで売ってるものを買うと、とかなりお得なんじゃないでしょうか。

とはいえ、お酒も楽しく飲むものだと思います。あんまり効率を追いかけてもあまり楽しめないかもしれません。それに、実際に摂取するカロリーは、お酒のカロリーよりも一緒に食べる食事の影響や、飲んだ後の〆のラーメンの影響のほうが大きいので、あんまり気にしてもしょうがないという話もあります(笑)今回の記事を何とな~く参考にしつつ、楽しいお酒ライフを送っていただけると嬉しいです。


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