Windowsで突然一部のHP(ホームページ)が見れなくなった時の解決方法





何もしてないしインターネットにもつながるしメールもチェックできるのに、突然一部のHTTPSサイトが見れなくなった、というお問い合わせが増えそうなので書いておきます。(ちなみにこの現象が起こってる人は、このページも多分見れないので見れる人は当事者というよりもむしろパソコンサポート係の人なんじゃないかと…)

まず確認すること:スマホかiPhoneでアクセスしてみる

前提としてインターネットにつながっていることは確認済みだと思いますので、まずはホームページ側に問題があるか確認する事から始めましょう。

試しに、新しいiPhoneかスマホでアクセスしてみましょう。近くにある別の最新のパソコンでもOKです。もし、スマホなどで見れるのにパソコンで見れないとしたら、該当パソコン側の問題である可能性が高いです…

その2:パソコンの時計(日時)が合っているかどうか確かめる

パソコンの日付や時計が狂っていると、ホームページにアクセスできなくなる場合があります。(技術的にはSSL証明書の有効期限を確認したときに期限範囲外と判定されてしまうのが原因です。)

winxp

時計を合わせる方法は、画面の右下の時間が表示されているところを右クリック→「時間と日付の調整」で調整可能です。

それでもダメな場合:ざっくりした原因は「貴方のパソコン(ブラウザ)が古いから」

上記の方法で確認してもダメな場合、解決方法は「パソコンを新しくする」か、「新しいブラウザをインストールする」かという対処方法になります。

多くの場合、「新しいブラウザはその古いwindowsに対応していません」という場合がほとんどですので、最終的にはパソコンを新しくすることになると思います。

もっと説明すると:「このままだとホームページを見てる人が危険だから禁止にするところが増えたから」

ホームページの閲覧には、大きく分けると「HTTP」と「HTTPS」が使われています。「HTTP」通信はデータがそのまま送られているので、他の人から通信内容を容易に見られる危険があります。しかし、「HTTPS」は通信が暗号化されているので通信内容を盗み見される心配がありません。(追記:ただし、どのドメインにアクセスしているかは暗号化されていません。)

暗号化の方式は、時代とともにバージョンアップしているのですが、古い暗号化方式はセキュリティ上の問題が発見されています。

現在は古い暗号化方式でも接続できるホームページもまだ残っていますが、そのままですとホームページを訪問したお客さんの個人情報やクレジットカードの情報などが外部に漏れてしまう可能性があります。

このような状況から、古い暗号化方式による通信を禁止にするサイトが増えています。サイトを見る人が危険にさらされている以上、今後はこの流れは止まらないと思います。

対処すべきかどうか確認するには?

yahoosecuritycenter

Yahooの「セキュリティ強化のお知らせ」ページにアクセスしてみてください。

「対処が必要」と表示されたら、ブラウザを最新のものにアップデートするか、パソコンを最新のものに買い替えることを検討してください。

個人的には、仕事で使う人を除けば「パソコンは捨ててスマホだけにする」っていう道を選ぶ人が多そうな気がしています(笑)


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