【随時更新】職場・公共の場・飲み会・TwitterなどSNSで、タブーになりやすい避けるべき高リスクな話題と、面倒な人への対処方法、愚痴や自慢がしたくなった時の話し方。

公共の場・職場・Twitterなどで発言を避けた方がいいor発言するにしても相当慎重にしないといけないと思う話題を自分用にまとめました。この記事は、別に「こういう発言をする人が嫌い」とかそういう意味ではなくて、自分を戒めるメモとして、時々読み返す用に作成しています。(追記:なんか…書いてみたら多すぎて凹んでいます…)

※追加したほうがいいものがあればご指摘お願いします。また、これは自分用に書いているので、人によっては違う意見もあるかと思います。

リスクが高い話題

  • 政治・外交・軍事・宗教・人種・人権・差別・歴史認識
  • スポーツ(特に野球・サッカー・ゴルフ)
  • 酒・タバコ・ギャンブル・銃・兵器
  • 学歴・IQ(マウンティングに繋がりやすい)
  • 性別・年齢・容姿・ファッション(ルッキズムに繋がりやすい)
  • 既婚/未婚・配偶者・恋人・親・兄弟・子供・息子・親戚・祖先(弱者差別・性差別・世代間差別に繋がりやすい)
  • その他家族に関わること全般・家柄
  • 医療・健康・病気・障碍(健康マウンティングや障碍者差別に繋がりやすい・相手のコンプレックスを刺激する場合が多い)
  • 能力・権力・人脈・お金・自由(あらゆる種類のマウンティングに繋がりやすい)
  • 成功(自慢やマウンティングに繋がる・小さなちょっとした程度の事ならOK)
  • 失敗(重すぎると相手も嫌になる・軽いちょっと笑える失敗ならOK)
  • 性的な話・下ネタ・ギャグ・冗談(冗談はどんな内容でも基本的に言わないほうが良い)
  • いじり・いじめ(現代では極めて悪質だと見なされる)
  • 誰かを下げて相対的に誰かを誉める(まず誰かの悪口を言って「それに引き換え貴方は素晴らしい人だ」と誉めたり、まず悪い事例を話して「今回は良く出来た」と誉める行為。悪口の部分だけ切り取られて非難や懲罰の原因になる。例えば「ウチの社員はダメだがAさんはすごい」と言った時「ウチの社員はダメだ」の部分だけが切り取られて広がる。この例の場合は前半を言わずに後半の「Aさんはすごい」だけを言うようにする。)
  • 正しい事や間違っている事・個性的な好き嫌いの表明(反対の意見の人は必ず敵対するため。ただし「正しい・間違ってる」と言うくらいなら「好き・嫌い」と言った方がかなりマシ。)
  • 自分のネガティブな(悲しい/嫌い/疲れた/馬鹿だ等)感情の表明(相手の気分を害する)
  • 身の回りのネガティブな出来事・悲惨なニュース(共感力のある人の気分を害する)
  • 求められていない知識や技術の説明(マンスプレイニングに繋がる)
  • 〜すべき論(意見の押しつけに繋がる・相手の考えを暗黙的に否定することに繋がる)
  • 相手の長所/欠点/事実の指摘(「英語が上手い」「運動オンチ」とかそういうやつ。自分は事実を言ってるように思っていても、受け取る側は絶対にそのようには受け取らない。また、他人を評価したり他人に何かを指摘することは、上から目線の活動だと見なされ「何様?」「高慢だ」「傲慢だ」と見なされるリスクもある。)
  • 昔の体験(「自分が若い頃は…」などという話題。多くの場合楽しいのは自分だけで相手は全く楽しくない。もし相手が楽しそうに聞いていたとしたら、「無理して聞いてる」と思ったほうがいい。)
  • チョイ悪自慢・自慢話全般(初めは世間話でも、つまらない話と捉えられるパターンが多いので避ける。また過去の事であっても現代の価値観に照らし合わせてNGな事は必ず批判や懲罰の対象になり厳しく非難される。)
  • 若い人/お年寄りへの意見や感想(自分にとっては「正当な意見」でも意見された対象は「悪口」「批判」だと捉える。また世代間差別につながりやすいので避ける。また「若い人」「お年寄り」という言い方は対象となる人が非常に多いので多くの人を敵に回すことになる。)
  • 日本と外国の比較・海外旅行・海外留学(「アメリカでは~」「韓国では~」のような話。国の上下関係を暗黙的に作ってしまったり、国籍差別や文化差別につながるので避ける。)

その他・気を付けるべき話の流れ・考え方

  • 会話の最終目的地は「共感」または「合意」だと意識する(勝ち負けや優劣を気にすると悪い結果にしかならない)
  • 相手が気にしていることや劣っていると自覚していることは話題にしない。
  • その場にいない人の悪口を言わない。その場にいない人のうわさ話をしない。
  • 相手の話が終わってないのに話し始めない(相手の話に触発されて思った話題をすぐに言うのを避ける。相手が話し終わってスッキリするまで話を始めない。)
  • 相手の話を受け止めずに次の話題に進むのは良くない(「なるほど」など、相手の話を聞いた・受け止めたサインを割としっかりめに出す。逆に、いきなり「っていうか」「いや、それは」「そうじゃなくて」など否定的言葉から話し始めるのを避ける。)
  • 相手の話の90%は自慢か愚痴だと知っておく。相手の話を優しい気持ちで聞く。(優しくなれない相手とは距離を取るか、自分に余裕が無い証拠なので休みを取る。)
  • 相手の話を聞きすぎない・相手の話を無視しすぎない。(相手に対して過剰に共感するとストレスになる。自分がストレスをためないように・相手がストレスをためないようにバランスを取る。)
  • 相手を変えようとしない(相手が変わるかどうかは相手が完全に権限を持っている。)
  • 何か相手に言われたからと言って自分を変える必要はない(自分が変わるかどうかは自分が完全に権限を持っている。)
  • 共感や同意が全く得られない相手に無理して付き合う必要はない。(遅かれ早かれ関係が破綻するので出来るだけ早く対応する。物理的・心理的に距離を取る。また合う頻度・会話するを下げる。相手が同僚の場合は、移動や転職を考える。相手が家族の場合は、無理に仲良くせず別々に暮らすことを検討したほうが結果的にはマシな場合が多い。)
  • 相手の話を「聞く」「受け止める」ことと、相手の話に「同意」したり「従う」ことは全く別であることを意識する。(相手が何を言うかは相手に権限があるが、自分が言われた内容に対して同意したり従う権利は自分にある。)
  • 会話中に、時々会話のゴールが「共感」「合意」から外れていないか考え直して、軌道修正する。

リスクの低い話題

  • 天気・季節・好きな食べ物・好きな動物
  • 国内旅行(平凡なもの。冒険的なものや高価/贅沢なものはNG。ここから相手が海外旅行について話し始めたら、高確率で自慢話かマウンティングなので優しく聞いてあげる。)
  • 小さな成功(個人的で誰も羨ましく思わないもの)
  • 小さな失敗(個人的で重く無くて笑えるもの)
  • 現在/今日の出来事(小さくてポジティブなもの)
  • 将来の夢や希望(大きすぎずポジティブなもの)
  • 周りの人への感謝(重要!)
  • 相手への同意(同意できるものに限る)

検討中

  • おすすめの飲食店(お店の内容や金額によってはマウンティングに繋がるかも)
  • 科学・技術・パソコン・スマホ・ガジェット(興味ない人にはどうでもいいので話す相手を選ぶ。)
  • 趣味(趣味や話の内容によってOKかどうか決まるかも?)
  • 書籍・小説・マンガ・アニメ・ドラマ・映画(内容はサラッと。あくまで感想を中心に話す。単なる設定や知識の表明はマンスプレイニングにつながるので高リスク。)
  • 共通の関心事(関心事が同じでも協力・友好関係になる場合とライバル・敵対関係になる場合がある。協力・有効関係になれそうな場合のみ話題にする。)

どうしても自慢や愚痴りたくなったらどうすればいいか

話を始める前に、相手に「話の方向性」と「期待するリアクション」を伝えるのがいいと思います。(察してもらうのは無理だと思います。)

例えば、「これは自慢話だから聞いて!」と言っておけば、相手は「聞くだけで良いんだな」となるし、「これは自慢話になるけど褒めて!」と言えば、相手は「聞いたあと褒めれば良いんだな」と心の準備ができます。

特に、愚痴は注意が必要です。相手から見て愚痴に見える話題はどのように聞いてどのようにリアクションすればいいのか分かりにくい話題です。愚痴の聞き方としては、例えば「共感しながら聞く」「勇気づけ/励ます」「問題を解決する」など多様な聞き方があるからです。

なんとなく考え無しに愚痴ると、自分も「どうなれば納得するか」見えないし、相手も聞き方がわからないので適切なリアクションが出来ず、お互いが嫌な気分になります。

そこで、愚痴を言う前には「これは愚痴だから聞いて欲しいんだけど(聞いてもらうことがゴール)」「これは愚痴だから元気付けてほしいんだけど(励まして元気づけてもらう事がゴール)」「この話題は解決案があれば教えてほしいんだけど(解決案を教えてもらうことがゴール)」など、自分が納得するゴールを始めに相手に伝えてから話し始めることをお勧めします。

そうすれば、相手はどのように話を聞いてどのようにリアクションすれば良いか分かるはずです。もちろん、話を聞いてもらって、リアクションしてもらったあとは、必ず「話を聞いてくれてありがとう」と感謝すことも重要です。(感謝が無かった場合は次から思ったように話を聞いてくれない可能性が高いです。)

相手の自慢・マウンティング・知識のひけらかし・愚痴に対してどのように対処するか

今まで書いてきたとおり、「自慢・マウンティング・知識ひけらかし・愚痴」は、基本的に「自分は話をしたいし聞いてほしい」ものですし、逆に言えば「相手からは聞きたくないし話をしてほしくない」話題だと思います。

要するに、相手からすると「(あまり聞いてくれる人がいないけど)聞いてほしい話題」がこのあたりの話題になります。もし、これらの話題を振られた場合は、どのように対処すべきでしょうか。対処方法は、会話のゴールにもよりますがおおむね2つに分かれると思います。

相手との関係を良くしたい・距離を縮めたい場合

この手の話題(自慢や知識のひけらかし)を相手が始めたら、相手が乗ってきている・自己開示し始めている証拠なので、「相手を調子に乗せて色々な情報を引き出すチャンス」「相手に話させて自分を好きになってもらうチャンス(人間は話を聞いてくれた人を好きになる傾向があります)」「相手に話をさせてスカッとしてもらうチャンス(人間は自分をスカッとさせてくれる人を好きになる傾向があります)」と捉えます。…そう。相手の自慢や愚痴は「チャンス」なのです…

具体的には、以下のような感じで傾聴力を発揮します。

  • まず、相手の話はさえぎったり乗っかったりせずに最後まで聞く。適切に相づちを打って、たくさん話してもらうことを目標にする。
  • スマホをカバンやポケットなどに入れて片付けて、やや相手の方を向き、相手の話に興味を持っているような姿勢を取る。(話が始まったら相手に関心があることを示す姿勢に変更する。)
  • 繰り返せる相づちは「はいはい」と繰り返さず「はい」などのように「力を込めた1回」にします。また、できれば相手の目を見ながら行います。
  • 感想は言わずに、理解と尊敬を表明します。「そうなんですね!」「分かります!」「なるほど!」「それは知らなかったです!」「ためになります!」「ありがとうございます!」など。
  • 心無い相づちやリアクションは100%見破られると思ったほうが良いです。心無い相づちやリアクションは極めて逆効果です。自分から興味・関心を持って心から相づちを打ったりリアクションできるようにします。
  • 自分が思うよりもやや大げさにリアクションします。特に日本人は自分が思っている以上にリアクションが薄いです。リアクションが大きいと相手は満足しますが、リアクションが小さいと、希望するリアクションがあるまで同じ話を延々される羽目になります。(思ったリアクションがあるまで延々と同じ話をしてしまうのは、おじさんやおばさんに多いです。)

相手との関係を避けたい・距離を取りたい場合

逆に、もし相手が単に嫌な人だったり話したくない人、距離を取りたい人であれば、以下のようにすると良いと思います。(こういう場合のほうが多いかもしれない…かなしい…)

  • 基本的な目標を、出来るだけ早く話を切り上げて、短時間で相手から離れる・話題を終わらせることに設定する。
  • 相手以外の所をボンヤリ見たりスマホを手に取って、今の話題に対してあまり興味が無いように見せる。(話よりも優先度の高い何かを気にしているように見せる)
  • 相づちはややピントを外して軽薄なリアクションを繰り返す:「そうなんですか?」「なるほどなるほど」「ああーはいはいはいはいはい」など。
  • 相手の話から何か別のことを連想して話題をそらす:「そういえばこれってどうなってましたっけ?」「ところで明日の天気とか分かります?明日早いんですよ~」など。
  • 話を遮らないように気を付ける一方、もし少しでも話が途切れたら、大げさなリアクション+理解の言葉+次の行動を伝えて話を切り上げる:「なるほど~!では仕事あるので戻ります!」「そうだったんですね!では明日も早いので解散しましょう!」など。

このあたりのテクニックはかなり広範囲にわたるので、そのうち別の記事に分割するかもしれません。特に、勘違いオジサンが若い女性に付きまとっている場合は、上記のノウハウとは別の方法論が必要になってくると思います。

その他、気がついたことがあったら随時更新します。

その他、気が付いたことがありましたらコメントなどでご指摘してくれると嬉しいです。随時更新していこうと思います。

質問・コメントなどあると嬉しいです